人々の生活。

2002年2月4日
カンボジアでの最終日。
ひととおりの遺跡は堪能したので、今日の午前中はクルージング。
“クルージング”といえば優雅な感じだけど、川をボートで進むだけ。
道路とは言えないような悪路を30分以上進み、辿り着いた乗船場付近ではなんとも形容し難い生活が伺えた。
高床式住居をひどくしたような家々。
4畳半ぐらいの小さな小屋で、しかも床板もところどころ抜け落ちている。
川に住む人々の家はボートなんだけど、ボートの上に屋根をつけたような感じ。
中にはちょっと立派な家もあるけれど、大抵はボロボロ。
そんな家が並ぶ間を8人乗りぐらいのボートでクルージングするのだから、楽しいというよりも、現実的な生活が見えて辛い。
川は泥色に濁り、魚の死体が浮いていて激しい汚臭がするが、人々はその川の水で洗濯をし、その川の水を飲んで生活をしているという。
言葉を失って意気消沈する我々観光客。
でも現実を見つめることは大切なことだと思う。

ホテルに戻り昼食を済ませた後、お店が並ぶオールドマーケットへ。
でも日本人が喜ぶような物なんて売っていない。
時間はたっぷりあったが、早々にバスに引き上げた。
外にいると物乞いがすごいのだ。
赤ん坊を抱えた子供や地雷で足を失った人たちが集まってきちゃうので。
バスで時間を潰して、夕方にはカンボジアを後にしてバンコクに戻った。

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