フリーター。

2002年2月26日
知り合いのライターが某企業のPR誌製作に携わっている。
今度のテーマが“フリーター”ということで、「20代後半のフリーターを紹介して欲しい」と頼まれていた。
大学時代の現役フリーター友達を数名紹介したものの、クライアントの反応がイマイチ、
ってことで、私がフリーターとして座談会に参加することになった。

参加者は20代前半のフリーター代表の女の子、20代後半のフリーター代表の私、ライターの[紙]さん、クライアントのおじさんと女性、計5名。
私はフリーランスであり、厳密に言えばフリーターとは違うが、気分は常にフリーターだし、問題無い。

企業PR誌であるため、読者は熟年層が多い。
そのオジサン連中が自分の娘・息子世代の思想に触れることが目的で、要は“フリーターは何を考えているのか?”を伝えればいいのだ。

大学を卒業しながらも、就職もせずにフリーターをしている、というのは50代ぐらいのオジサンには理解不能らしく、批判的だ。
「ご近所や世間の目は気にならないか?」
「ご両親は何も言わないのか?」
「後悔してない?」とか、
就職するのが当然、という考えの世代からの質問。

世間の目って何さ?
陳腐すぎる質問。
「別に気になりません。言いたい人は勝手に言っていればいいし。 そもそも、うちの近所には就職していないからといって批判するような人はいません」
「両親も特に何も言いません。もし親が私を理解しないようならば、私は明日にでも家を出るぐらいの覚悟と蓄えは用意してあります」
別にフリーターだって、毎日遊び歩いている訳じゃないしねぇ。
“フリーター=バカ”とでも思ってるのか?

就職して長年勤めている人に敬意は表するが、だからといって、就職することだけが偉いことだとも、羨ましいとも思っていない。
自分の道を自分で選んだ過程と結果がフリーターなんだから、自信も誇りもある。
後悔するような浅はかな選択をしてきたつもりもない。

堂々とフリーター道を語ったってやった。
その後、「彼氏とか結婚相手がフリーターっていうのは許せる?」との[紙]さんからの質問に、
「絶対に許せません。そもそも、フリーターの彼氏を持つ気なんてありません」と即答。
私は現実主義者なんだよ。
現実を見つめられない人は好きじゃない。
いい歳してフリーターの男なんて許せないさ。
身勝手と思われるかもしれないけど、
でも、なんといっても、私は女なんだよ。
もし自分が男だったら確実に就職の道を選んでいるね。
現実的に考えた上で女の特権を最大限に利用しているんだよ〜ん。

結局、今日の座談会は何だったんだ?
単に自分の考えを話しただけで、一般的な参考になるとは思えないな〜
人それぞれだし、私は私の人生に責任を持って生きているだけだ。
他人にとやかく言われる筋合いは無いし、他人がどんな人生歩もうと私には関係無いさ。

ちなみに、20代前半のフリーター代表の女の子は「舞台女優になりたくて、レッスンをしながらアルバイトをしている」そうだ。
夢を持ち、それに向かって努力することはいいことだ。
こういう回答はオジサンのウケもいい。
私も「頑張ってね!」と応援したい。
が、ハッキリ言って、卒業したての20代前半だから言えるセリフだよな〜と思う(笑)

それにしても、、、フリーターよりもフリーライターのほうが始末に終えない気もするよなぁ
インチキ臭さでは勝っている気がするぞ…

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